花粉
写真はりんごの実が膨らんできているところ。
はじめはこんなに赤いのに、
大きくなるにつれて、
緑になり、また。赤く色づいてきます。
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きちんと摘果が済んでいます。
ありがとうございました。
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今日はちょっと難しいかもしれないけど、
花粉の話。
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植物の中には、
自分の遺伝子だけだと弱くなることを知っているのか、
雑種でないと、種を作らないものがあります。
人工授粉が必要なものの多くはこのためです。
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いくらたくさんのおしべがあって、花粉があっても、
自分のめしべについても、実がならないのです。
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りんご、なし、梅、ブルーベリーなどなど。
(キウイは雄花の木と、雌花の木があるから、人工授粉します。)
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面白いところでは、キキョウ。
花が咲いて、花粉がが飛んだあとに、
中心のめしべが割れて、
ほかの花の花粉を受粉できるようにします。
自分と同じ株の花粉がつくことまありますが、
少なくともその咲いている花の花粉はつかないのです。
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雄花の影響が出るのがとうもろこし。
違う種類のとうもろこしを植えると、
本来の、とうもろこしではなく、
おしべの持つ遺伝子の影響が出てしまうのです。
とうもろこしのひげ一つ一つに、
花粉の影響が出るので、
粒がそろわなかったりします。
そんなことは、教科書に書いてあったのですが、
この体験農園で発見したことがあります。
これはどの教科書にも今のところ出ていません。
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体験農園は普通の農家よりずっと狭いので、
ピーマンとしし唐を隣同士に
植えるのですが、どうも
しっかりしたピーマン、
しっかりしたしし唐が
出にくいようなのです。
そう、中間のような感じ。
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それで、昨年から、
間に、ナスを3本両側に、ピーマンとしし唐。
しかも隣の畑の方と、
同じものがくるように植えたのです。
昨年はだいぶ、
しっかりピーマン、
しっかりしし唐に
なっていたと思います。
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今年のナスは、3本とも千両です。
ずっと、2本千両、
1本長なすだったのですが、
長いナス皆さんなりました?
というか、3本の、違い
よくわからなかったのではないでしょうか?
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もしかしたら、ナスも、
中間のものになってしまうのかもしれません。
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このあたりのことも、
レポートにできたら面白いと思います。
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今日の言葉
雑種は強い