発芽法
先日の高浜式発芽法を。
用意する物
イチゴパック 2
楊枝 数本
バーミキュライト イチゴパック1杯分
ライター
1.楊枝に火をつけ、炎を消し、熱いうちに
イチゴパック1個の底に、あてて、数カ所穴をあけます。
穴は楊枝の太さ程度で十分です。。
2.穴を開けたパックに用土のバーミキュライトを入れます。
3.種を、用土の上に播きます。
4.穴の開いていないパックに3分の1くらいの水を入れます。
5.水の中にバーミキュライトの入ったパックを静かに重ねます。
6.20〜25度を保ちます。
7.1週間〜10日で、発芽します。
・
バーミキュライトはヒル石を焼いた物で吸水性と通気性がよく、
無菌で、清潔な用土です。
園芸店で、簡単に手に入ります。
赤玉土、鹿沼土、パーライト、などより良いですよ。
腐葉土、培養土、畑の土は菌がいて、清潔でないのでダメです。
・
水は、パックが透き通っているので、観察しやすいです。
下から3分の1以上にならないように、
また、常に下に水がたまっているようにします。
・
楊枝より、火箸の焼いたような物の方が良いけれど、
手に入りやすいので、これを使いました。
・
種は大きい物でしたら、用土を半分くらい入れて、
種を並べ、上からまた用土をかけます。
・
普通の園芸の本には水をためるのはいけないとかいてありますが
これはOKです。
発芽には乾燥のほうが禁物。
かといって浸ってしまうと窒息することがあります。
・
下から水を吸わせる方法を浸透潅水といいます。
・
ほとんどの物が20度くらいで1週間から、10日くらいで発芽します。
・
朝顔のように硬い物は傷をつけたり、
採種してすぐの物には休眠する物もあり、
条件がそろわないと発芽しないものもいくつかありますが、
それ以外は、この方法はほぼ、間違いなく発芽します。
直播や培養土に播いて失敗するのには
一つには土の中にいる細菌によって
種が腐ってしまうことがあげられます。
このバーミキュライトの方法は、手軽な割りに失敗はないのですが
発芽はするものの、肥料分がないので、
根が伸びて、本葉が見え出したら、
極薄い液体肥料(ハイポネクスなど)をやります。
そうしないとひょろひょろの苗になります。
バーミキュライトは軽いので、
大きい種(ゴーヤなど)は根が浮いてしまうことがありますが
埋めなおしてやれば大丈夫です。
移植がしやすく、
根の傷みもあまり、ありません。
あくまで確実に発芽させたいときの方法なので
直播のほうが簡単だという方もありますが、
ゴーヤを播くときもこれでやるとウチの中でも観察できます。
・
以前教室を持っていたときに、
教えていた方が雑誌に載せてしまってびっくりしました。
イチゴパックを2重にして用土を入れて、
種まきをするだけのいたって簡単なことです。
直接見ながらのほうが簡単で分かりやすいですね。
文章にするとかえってややこしくなります。
皆さん分かりましたか?
・
写真は
ナタマメの使い方1