春のかおり

 この気持ちは何だろう
で始まる谷川俊太郎
「春に」は、
合唱曲の定番です。

 中学生から青春パワーをもらってきて
変化の季節だから、
少しばかり寂しい気持ちも混ざって、
鼻歌交じりに、ちょっと御機嫌です。

 春のにおいって、ありますか。
娘が、幼稚園の頃、
通園時に、ドアを開けたとたん、
ワー懐かしい匂いがする。
といったのを今でも忘れられません。

 幼稚園児の懐かしいって、
何年前よ?

 でもその感覚。
分かるような気がしません?
なんともいえない春のにおい。

 そんな中でもやはり沈丁花の香りはダントツです。
春休み、おばのうちに行くと、
大きな沈丁花があって、
春休みだからそろそろ終わりだったはずなのに、
今でも香りがするとそこの情景が浮かびます。

 沈丁花は挿し木でかんたんに増えます。
雄の木がほとんどだから、
種ができないそうです。
大きな株の移植は難しく、
注意しないとなかなか根づいてくれません。

どこかで、お花の枝をいただけたら、
しばらくいけばなで楽しんだ後、
土に挿してみませんか?