いんげんのしっぽ
昨日のお話の中から。
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インゲンのしっぽと付け根は
習慣で取っているけれど、
外食の際、しっぽがよくついたままです。
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習慣でとっている。
小さいころ、母から取りなさいと、
教わっていました。
なぜ?
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インゲンには2本硬い筋があって、
付け根を折って一本取り、
しっぽを折って反対側のもう一本をとらないと、
筋の食感がとても悪いのです。
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しかし、
今作っているインゲンは
付け根を折っても筋は取れません。
というより、筋が、固くないのです。
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ということは
付け根は硬いからとる必要があるけれど、
しっぽを取る意味がないのです。
それでも長年とることに
何の抵抗もなくすごしていると、
取り忘れのような気もするし、
えっ、ここってたべていいの?
食べられるの?と見つけるたびにおもってしまうのです。
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絹さやも
新鮮さを表すために、
こちらは、めしべまでついているのがあって
やはり抵抗を感じます。
て・ぬ・き?
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それでも
今年の筋取りの要らないいんげんを調理しながら、
調理時間の短縮には、
これはすごいことだと、
感心してしまいました。
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親子で、話をしながら
まめの筋取りをしたなんていう光景は
時代劇の中だけになっていくのでしょうね。
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そう、昭和のドラマは、
時代劇になっているのかもしれません。
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朝の連続ドラマを見ていた母が
男の人と対等に話のできる時代ではなかったし、
夫婦でも肩を並べて歩くこともなかったと、
ドラマ自体は面白いけれど、
時代考証が、いちいち、引っかかるようでした。
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実は私は出てくる花の品種に、
この時代に、これはなかったとか、
文句を言っています。
これはこれで、結構面白いです。
でも家族には嫌がられます。
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今日の言葉
重箱の隅をつつく。