いんげんのしっぽ

annietakahama2006-06-25

昨日のお話の中から。

 インゲンのしっぽと付け根は
習慣で取っているけれど、
外食の際、しっぽがよくついたままです。

 習慣でとっている。
さいころ、母から取りなさいと、
教わっていました。
なぜ?

 インゲンには2本硬い筋があって、
付け根を折って一本取り、
しっぽを折って反対側のもう一本をとらないと、
筋の食感がとても悪いのです。

 しかし、
今作っているインゲンは
付け根を折っても筋は取れません。
というより、筋が、固くないのです。

 ということは
付け根は硬いからとる必要があるけれど、
しっぽを取る意味がないのです。
 それでも長年とることに
何の抵抗もなくすごしていると、
取り忘れのような気もするし、
えっ、ここってたべていいの?
食べられるの?と見つけるたびにおもってしまうのです。

絹さやも
新鮮さを表すために、
こちらは、めしべまでついているのがあって
やはり抵抗を感じます。
て・ぬ・き?

 それでも 
今年の筋取りの要らないいんげんを調理しながら、
調理時間の短縮には、
これはすごいことだと、
感心してしまいました。

親子で、話をしながら
まめの筋取りをしたなんていう光景は
時代劇の中だけになっていくのでしょうね。

そう、昭和のドラマは、
時代劇になっているのかもしれません。

 朝の連続ドラマを見ていた母が
男の人と対等に話のできる時代ではなかったし、
夫婦でも肩を並べて歩くこともなかったと、
ドラマ自体は面白いけれど、
時代考証が、いちいち、引っかかるようでした。

 実は私は出てくる花の品種に、
この時代に、これはなかったとか、
文句を言っています。
これはこれで、結構面白いです。
でも家族には嫌がられます。

今日の言葉
重箱の隅をつつく。