収穫時?。

annietakahama2006-09-25

 にんじん大きくなれなれ。
地面の中ではにんじんがどんどん大きくなっています。
ここのところ雨が降らないせいか、
地面が割れるように育っているのもあります。
収穫までは、もう少し。
寒くなると、甘みも増すようです。

 いくつか抜いて、店の厨房に。
あしらいやサラダに使ってもらえるようです。
新鮮な安全なものを使ってもらえるのはとてもうれしいです。
ちなみに、小さいときに、1度薬をかけています。

 そろそろキャベツにアブラムシが出てきています。
特に寒冷紗をかけている人は
油断しないで葉の裏をよく見てください。

 収穫はいつですかという質問をよく受けます。
初めのころはえっ、何いっているの。
と、質問の意味がわからなかったのですが、

 結構多くの人がいつ収穫していいかわからないのです。
中には、言われるまで、収穫しない人も。
小さければ小さいなりに、大きければ大きいなりに、
そんなの自分で考えたらわかるでしょ。
なんて、内心思ったりもしたのですが、
この判断、難しい人が多いらしい・・・。
・ 
 スーパーや八百屋さんで、目にするサイズがめやすでしょうよ。
わかんないかなー。
という私の常識に反して、
いつも八百屋さんにいっている方ならともかく、
そうでない人が多い。

 それと果たして、
店に並んでいる状態がベストかというと、
実はそうでもない。

 見栄えがよくて、買いやすいサイズと、
おいしい時期は確かに違う。
これも皆さんとの話の中で、
勉強させられたことです。

> 実りすぎてパリンと悲しい音でわれたてのキャベツ。おいしい。


> 袋に入れたら、形になりにくい、
茎の短い柔らかい芽だけのモロヘイヤ。
茎から葉をはずさなくてもいいから調理も楽。おいしい。


> きゅうりは八百屋さんでみるサイズより、実る半日前のサイズがおいしい。


> にんじんは葉っぱが霜に当たって、
あかちゃに変色したころのもの。
ただし、割れる前がおいしい。


> 小松菜とほうれんそうは八百屋さんで見るサイズより、
味が物足りない人もいるかもしれないけれど、
小さめがおいしい。
大きいとえぐみが出てくる。
ほうれん草は霜に当たったほうが甘みは出るけど、
小松菜の大きすぎはよくない。


> ブロッコリーはつぼみの粒が小さいほうがおいしい。


> 大根は大きすぎても小さすぎてもだめ。
その品種の最適な大きさがわかるといいけれど。
毎回品種が違うことがあるから、食べて、試すしかない。


>トマトは木で完熟。
ここのところ品種改良で、完熟でも流通できるようなのもあるけど、
まだ、多くは、色がつかないうちに収穫するのが多いと思う。
白いうちにとっても数日すると、真っ赤になるのです。


>ナスはレギュラーサイズより小さいほうがおいしい。
ただし、品種によって、かなり大きさが違う。

 書き上げてみると、
いい加減な感じで収穫していたことに気がつきます。

 もちろんその時々の事情で、
一番おいしい時期に取れないことがあるのですよ。
第一、おいしい時期にとろうとしたら、
みんないっせいに実るのですから、
ある程度種の播く時期をずらすことができても、
大根いっぺんに食べなければならないより、
おいしくないのはわかっていても早めに食べ始めるし、
おいしいじきに食べ損なえば大きくなってもしまうのです。

こうしてみると皆さんの収穫期に対する不安、
ごもっともです。
もっと勉強して、うまくお伝えできればと思っています。

 今日は実習地の整備と、
銀杏の皮むき。
新兵器の機械が導入されるかもしれません。
そうすると私失業?

ぶどう棚を壊す準備。
葱50本収穫。
店の人に、ねぎは、まだ短いから使うところが少ないから
もったいないといわれました。
もう少し土寄せをして、白い部分を、多くして店に出したいですが、
これも、いっぺんに大きくなってしまうより、
今から少しずつ使ってもらえたほうがいいのかな。
収穫の適期ではないですけど。

今日の言葉
どんな業種でも一工夫二工夫できる。 豆腐屋ジョニーの言葉