麦踏
小学生の頃の教科書に、
麦踏を手伝っている子供が載っていました。
春には蝶チョが飛びうかう中
キャベツの虫取りをしている絵も。
芋虫を取る手伝いがあるというのも、不思議でしたし、
麦を踏むのがお手伝いというのも、
そういうことがあるのかー。
という域からは出られず、
たぶん先生も、
経験していないのだと思います。
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今、練馬で、麦を育てられるということは
もしかしたらとても、
貴重な体験をしているのかもしれません。
小麦の生産のほとんどが外国に頼っているのですから、
農村に行ったからといって、
麦作りを、見られるわけではないのですね。
さて麦踏がなぜ必要かというと、
霜で、苗がういてしまうのを押さえるのと、
もう一つ、
株が傷つくことで、
茎が沢山出るようになるためだそうです。
私のように重い人が長靴で、踏みつけるのではなく、
子供がわらじで、踏むくらいの
力が丁度よかったのでしょう。
そういうわけで、
子供の手伝いだったのですね。
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ちなみに、小学校で習ったことの一つに、
国語の教科書に載っていた、
「ちいさいにわとり」(題が間違っていたらごめんなさい。)
の話が
麦に携わる仕事の一つ一つに、
頭の中で唱えています。
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小さい白いニワトリは誰がこの種まきますか。
ぶたはいやだといいました。
ねこもいやだといいました。
犬もいやだといいました。
小さい白いニワトリは一人で麦を播きました・・・・
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この教科書を使っていたということで、
年が分かってしまいますかね。
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麦畑?の写真です。
麦踏体験したい方は
どうぞいらしてください。