堆肥

 大根畑の整理。
収穫した大根の葉は、
その都度かたしていたのですが、
今回は畑のマルチの上にそのままひろげておきました。
マルチはビニールなので、乾燥が速く、
カラカラになったので、
それを先日集めた落ち葉の上に、乗せました。
カサがとても少なくなるので、
片付ける労力がとても少なくて済みました。
枯れた大根がそのまま何日もあるので、
几帳面な農家にはお勧めできることではありませんが。

 堆肥の中に何をいれるかということですが、
落ち葉、わら、がいいのでしょうが、
乾いた野菜くずは、問題がないと思います。

 生の物は悪臭がしたり、悪い腐敗菌がつくとも言いますが、
発酵の熱で、問題がないという人もいます。

 銀杏がダメ、針葉樹がダメ、というのは朽ちにくいから。
今年は銀杏は入れてしまいました。
どうなるか、楽しみです。
 柿がダメというのは病気の菌が残るから。
でも柿に使うのでなければ問題ないとおもうし、
発酵の熱で、ある程度菌は死滅すると思うけどどうなんでしょう。

ウチで生ごみを埋めていると
植物性の物には、ミミズが多いようで、
動物性の物は、栄養分豊富のようですが
悪臭と虫が出るような気がします。
深く埋めないといけません。

生ごみを埋めると初めの年は、いろんな虫の幼虫、
団子虫、げじげじ、ナメクジが出て
困ったのですが、
ミミズが増えるにつれて、分解も早く、
うまくバランスが取れてきたようです。
落ち葉で作る堆肥はこういう虫やミミズの力より、
発酵による分解なので、時間がかかります。

市販の発酵促進剤を入れることで、悪い菌の増殖ではなく、
有益な菌が繁殖してくれるというのもあります。
市販の発酵促進剤は、菌の元と考えるといいかもしれません。

 EMというのは有益な菌を取り出した物なので、
ぬかに繁殖させて、ぼかしを作り、
ぼかしを元に堆肥に混ぜて、おいしい堆肥を作ります。
自然に任せて発酵させるより良い堆肥が早く出来ます。
牛乳に入れる、ヨーグルトのような物だと考えると良いかも。
その土地土地によって、ちがいがあリます。
納豆菌が良いという本もあるけど、
もともと腐敗菌の一種より、
アルコール発酵とか乳酸菌発酵のほうがおいしい気がする。

ウチの堆肥は出来る途中
サイレージ(牛のえさで牧草を発酵させて、保存をよくし消化もよくなっている)
の匂いがします。
たぶんぬかを使う為でしょうか乳酸発酵だと思います。
ぬかはとても腐りやすいので、また肥料分も多いので、
堆肥に混ぜると、発酵促進に、役立ちます。
ただ固まったまま、まぜると、
後で、硬くなって、レンガのようになってしまいます。

樫が良いとかサクラがが良いとか、
意見が分かれるところですが、
椎のように、硬い葉のほうが時間はかかるけれど
良い堆肥になると聞いたことがありますが、
サクラも分解が早くて良いとか
どうなんでしょうね。
どちらにしても、なかなか手に入れるのが難しくなってきました。