ほうれん草

annietakahama2006-03-24

 ポパイの缶詰にはスパニッシュと書かれています。
ほうれん草は
スペインの野菜という意味でしょうか。

 ヨーロッパ産の野菜は、酸性土壌ではなく、
アルカリ土壌なのですが、
日本は、火山灰地の酸性土壌。
そのままでは育たない物が多いんです。
 イギリス当りの作物は酸性土壌だから、
ヨーロッパ全部ではありません。

 石灰を毎年入れているのだから、
いいかげんアルカリ土壌になっても
いいような物ですが、
そうはいきません。
 日本の酸性を変えるのは
ちょっとやそっとの量では、
不可能という
研究結果が出ているそうです。

 ほうれん草は酸性土壌では
育ちにくい作物の代表です。
石灰をいれて、
アルカリ性にします。
種を播く都度アルカリをいれます。
かといって一度にやりすぎると土が硬くなり、
やはり育ちにくいです。
出来れば何日か前に入れておくと良いですね。

日本ほうれん草と
西洋ほうれん草がありますが、
どちらも原産地はスペイン辺りです。
日本のほうがいくらか酸性に強い気もしますが、
やはり石灰をいれたほうが作りやすいようです。
今主流は西洋系です。
 昔に比べて、土臭さがナイと思いませんか?
特に赤い根の辺りは、
甘味が美味しくなりました。
 昔は栄養があるからと、
根のところを食べさせられましたが苦痛でした。

 体験農園では春播き用の
プラトンという品種を使います。
 作りやすい品種ですが、
この時期から1週間程度のうちに播いた下さい。
遅くなると暑さに弱いです。
小松菜より、のんびりしていられません。

土作りが若干難しいですが
アブラムシの他はあまり害虫がつきにくく
鳥も芽をつまんだりはあまりしません。

蓚酸が多いから煮て食べたほうがいいという人もいますが、
柔らかい新鮮な物は生でも大丈夫だとおもいます。
多すぎないことが大事でしょう。

種は青い薬でコーティングされています。
無農薬はココでもう不可能になりますが、
発芽率はまるで違います。
以前の園芸書には、
一晩水に付けてから播くと書かれた物がありますが、
すでに処理されていて、
体験農園では、
よほどのことがない限り水は播きません。

明日からいよいよ新年度の始まり。
今日は、お手伝いしていただき明日の芋を切ったり
準備を整えました。