曲がりきゅうり

 曲がったきゅうりが自然で、
曲がっていないきゅうりが不自然だというのは違うと思う。

箱に入れて、矯正しているという話が、
聞かれたりするけれど、
私は見たことがありません。
本当にあるのかな。

 出荷するのに、同じ大きさで、
まっすぐなものばかりだったら、
ロスが少なく、つめられ、運送コストも低く抑えられる。

曲がったきゅうりを出荷することのほうが、経費がかかると思う。
でも曲がったきゅうりも沢山できるのです。

 そういったものが安く手に入れば
消費者としてもとても助かるし、
出荷できずに、処分しているとしたら、
もったいない話です。

 ただ、育ててみるとわかるのですが、
曲がったきゅうりというのは
作りはじめと、作り終わりに多いのです。

 元気に株が育っているときは、
まっすぐなものが多いのです。
ということは曲がったきゅうりというのは
何かしらのストレスがあったと思うのです。
もちろん栄養価など、変わらないでしょうし、
たべておいしいです。

 一番初めにできた作物は早めに取って、
仏様に上げる。
すると、収穫が多くなります。
ああ仏様にお供えをしたら、
ご利益があったのだなー。と思う。
これって、含まれている意味があるのが、
わかるでしょうか。

一番初めにできた実は早めに取って、
次から充実した実を育てるのが
いいのではないでしょうか。

曲がりきゅうりができて、当然だけれど、
まっすぐなきゅうりばかりできることが
不自然だと決め付けるのは、
違うかもしれませんね。

今日の言葉。
期限を決めて、目標を決める。