蓑虫

annietakahama2006-09-06

 練馬では朝大雨だったのに、
都心では降っていない様子が、
テレビからわかりました。
安定しない天気でしたが、
いいお湿りになりました。

 ブルーベリーには、虫はつきにくいのですが、
去年は、蓑虫の子供がたくさんついている木がありました。
今年は今のところ無いと思っていtら、
我が家に、こんな大きさの蓑がぶら下がっていました。

 小学校の教科書に、
ファーブル昆虫記が載っていて
その中に蓑虫のことが書いてありました。

 裸にして材料を置いておくとそれを使って、
みのを作るというもので、
銅の粉を用意したら、
嫌がってなかなか作らないのだけれど、
仕方なく作った、みのはビロードのようでした。
というものです。

昔はもっと身近にいて、
よくざくろの木についていました。
裸にして、折り紙や違う葉っぱを置いておくと
次の日には素敵なうちを作っているのが面白かったものです。

 当時は、ビロードがどんなものかも知らなかったのですが、
いまでも私の中ではとてもすばらしいものになっているのです。

 沖縄が返還される前のころ、
台湾のお土産を見せてもらったことがあります。
蓑虫の蓑を使った、財布でした。
ファーブル昆虫記を習った頃でしたから、
もうそれは、宝物のように見えました。
どんなに大きいか想像もしました。
今もらっても、きっと趣味の悪いものでしょうけれど。

ビロードの服を作らせるというのを、
いっぺんやってみたいと思っていましたが
今回もそれは無理でしょう。
かわいそうですが、処分です。

東京じゃないみたい。
      農園にて、雑誌記者  
      (そういわれるのは少しうれしい。)