キャベツの芯食い虫
写真はキャベツ。
芯食い虫に、成長点をやられて、
いくつもの芽が出ているところです。
普通は一番上の成長点がひとつ、
だんだん大きくなって、
ひとつだけ結球するのですが、
このように成長点が傷つくと、
葉の付け根にある。たくさんの成長点に
栄養が分散されてしまうのです。
ひとつの株からたくさんのキャベツができると素敵なのですが、
なかなかそううまくは、いきません。
小さいものがいくつもできて、
あまり大きくならないので、
硬くておいしくありません。
同種類の葉牡丹は、前の年のものを利用して、
この作用を、盆栽作りに利用することもあります。
芽キャベツは、もともと、
葉の付け根の成長点の成長がいい種類です。
普通は、こういうものは抜いて捨ててしまいますが、
一番いい芽をひとつだけ残して、
他のものは掻いてしまうようにすると、
栄養がひとつに集まって、
今の季節なら、
そこそこのキャベツが出来上がります。
ただ、あまり遅くなると育ちが悪いので、
早く農園にいらしてもらえるといいのですけど。
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今日の言葉
もったいない。