植え時、播き時

春、作付け表を見て、
「なぜ一度に植えないのか?」
という質問をされたことがあります。
こういう質問が、どんどん出てくると、
皆さんが何がわからないのかが伝わってくるので
ぜひ沢山してください。

半年を過ぎ、この質問に答えられる人は
たくさんいると思うけれど、
私は当然分かっている事として、
教えようとさえ意識していなかったのです。
またもしかしたら聞くのが恥ずかしいなんて 
思っている人もいるのでしょうか。

園芸店の種売り場に行くと
今見たい花の種を抱えている人がよくいます。
種を置いておく方も置いて置く方だと思うのですが
なかには「今播いたって、無理ですよー」
と教えたくなるものもあります。

種の裏書は、おおよそのまき時の目安が書いてあるので、
参考になると思います。

小学校の理科で、植物が育つのには何が必要でしょうか?」
ということは習っていると思います。
光の無いところでは育たないないという知識はあっても、
必要なところに温度、光、水分となっていると、
だから冬には播かないとか、
いうことは理解しているのではないでしょうか。
でもだとしたら、冬を除いた時期ならいつでも育つはず・・・

播くに時があり、植えるに時があるんですよ。
という答えだけで済まさないで、
もう少し具体的に、説明していきましょう。


農業としてみた場合、
経済的なことから考えれば、
みんなが出荷する時期は、
当然安くたたかれてしまうから、
ずらすことで、高く売ることが出きます。
ただずらしても需要が無ければ、
意味が無くなることも。
旬の物を旬のうちに食べるのが一番としている、
皆さんにはこの辺は余り関係はないですね。
 植物の生理を知っていれば
作りたい時期な合わせて、
植える時期を決めていくことが出来るということです。

温度調節
日照時間の調節がポイントです。
まだまだいろいろな要因がありますが、
今回はココまで。
つづく

堅苦しくなくお伝えできるといいのですが。
ほんとうに何でも聞いてみてください。
分からないことは皆さんと一緒に考えていきたいです。