泥つきの野菜。
夏の間、木陰を提供してくれていたカシの木は、
こうして少しはなれたところから見ると、
1本の木のように見えます。
何本あるか知っています?
・
葱の皮むきは機械があって、
空気圧で、吹き飛ばしているのを見たことがあります。
農園の葱は焼肉店の厨房へ出すくらいなので、
多くても100本程度です。
だから機械を使わず、
根を切って、逆さに水圧で泥を飛ばします。
逆さにしないと葉の付け根から土が入ってしまうのです。
・
ここのところは簡単に皮をむくだけで、
後は厨房の人に任せていますが、
土を落としたほうが喜ばれます。
・
自家製の野菜と八百屋さんの野菜との違いは
この辺にもあるわけで、
お金を払ってでも土のない、
ちょっとゆすげばすぐ使えるものの方が、
人件費もかからず、ずっと楽なのです。
・
自家製の野菜を使ったら、
材料費がだいぶ楽になると思っていません?
・
収穫してからの処理って、
案外面倒なのです。
土つきの野菜を台所に持っていって、
すべての奥さんが喜ぶとは限らないのです。
・
ほうれん草や小松菜は
根を農園で切っていくように勧めています。
根がついていたほうが新鮮そうですが、
根のごみが出ないことより、
土を台所に持っていかないためです。
・
それでも根の付近に入った汚れを落としたり、と、
八百屋さん状態になるまでには、
まだ手がかかるのです。
・
そんなわけで、ウチの焼肉店では、
できる範囲でですが、
自家製野菜を使っていることは、
新鮮ということだけでなく、
結構贅沢なことなんですよ。
・
明日は秋の作付け最後の講習会です。
今年度最後の種まきです。
今回来れない人も1週間くらいのうちに、
小松菜とほうれん草を播いてください。
・
それより遅れると収穫が極端に遅くなります。
この時期1日の遅れが1週間くらいの遅れになるといっても
過言ではないのです。
春播きとはわけが違います。
・
取材の方が見えるそうなので、
皆さん協力してあげてください。
・
今日の言葉
おかげさま