よいお湿りで。

annietakahama2007-09-29

久しぶりのまとまった雨でした。


移植や、種まきには、いい感じですが、
講習日だと、ちょっと作業がやりにくかったでしょうか。

学生さんが、卒業のレポートを書くために、
農園に、いらっしゃいました。
農業のテーマは、いろいろなので、
どんな論文が出来るのか、
見るわけには行かないのですが、楽しみです。


都市農業に興味を持ってくれた事だけでも、
うれしいですね。

雨が降っていたので、
あまり詳しい講習にはなりませんでした。


それに、昨日の暑さとは打って変わり、
今日は、ジャンパーを引っ張り出すほどの寒さで、
講習内容も、それに合わせて、
違う説明となりました。


昨日の方たちには、
葱の土寄せは、もう少し様子を見るようにいいましたが、
今日の方たちには、
どんどん、襟元までかけるようにと説明しました。


さーむかったですね。

白菜がここ数年うまくいかないことの、
対策を、講じないのかとの指摘を受けました。


今年は、苗を作ってみましたが、
少し大きくなるのが早すぎました。


しかし、潅水施設のある苗間は、育ちが良く、
直播栽培より、断然、
効率が良いことが分かりました。


来年は、全面的に苗をお渡しして、
育てるように、なるかと思います。

白菜の出来が悪いのには、
今年は、肥料をいれずに作りましたが、
やはり土作りかなと思っています。

前に作物を作っているので、
なるべく早く撤去して、
よく耕すことはとても大事なことです。


それと暑くて、せっかく芽が出ても
小さい苗には、蒸散のバランスがうまくいかず
かれてしまったのではないかと思います。


潅水施設は、少量の水を、
少しずつ時間をかけて、撒くので、
温度も、高くなりませんでした。

高冷地では直播のほうがいいかもしれませんが、
暑いところでは苗を作って、
移植したほうが、うまくいくかと思いました。

店側の農園に、お袋大根の種を播きました。
湖水という品種のキャベツも定植しました。

写真はささげの収穫した鞘です。





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2006-09-29 泥つきの野菜。
 

夏の間、木陰を提供してくれていたカシの木は、
こうして少しはなれたところから見ると、
1本の木のように見えます。
何本あるか知っています?

葱の皮むきは機械があって、
空気圧で、吹き飛ばしているのを見たことがあります。
農園の葱は焼肉店の厨房へ出すくらいなので、
多くても100本程度です。
だから機械を使わず、
根を切って、逆さに水圧で泥を飛ばします。
逆さにしないと葉の付け根から土が入ってしまうのです。

ここのところは簡単に皮をむくだけで、
後は厨房の人に任せていますが、
土を落としたほうが喜ばれます。

自家製の野菜と八百屋さんの野菜との違いは
この辺にもあるわけで、
お金を払ってでも土のない、
ちょっとゆすげばすぐ使えるものの方が、
人件費もかからず、ずっと楽なのです。

自家製の野菜を使ったら、
材料費がだいぶ楽になると思っていません?

収穫してからの処理って、
案外面倒なのです。
土つきの野菜を台所に持っていって、
すべての奥さんが喜ぶとは限らないのです。

ほうれん草や小松菜は
根を農園で切っていくように勧めています。
根がついていたほうが新鮮そうですが、
根のごみが出ないことより、
土を台所に持っていかないためです。

それでも根の付近に入った汚れを落としたり、と、
八百屋さん状態になるまでには、
まだ手がかかるのです。

そんなわけで、ウチの焼肉店では、
できる範囲でですが、
自家製野菜を使っていることは、
新鮮ということだけでなく、
結構贅沢なことなんですよ。

明日は秋の作付け最後の講習会です。
今年度最後の種まきです。


今回来れない人も1週間くらいのうちに、
小松菜とほうれん草を播いてください。

それより遅れると収穫が極端に遅くなります。
この時期1日の遅れが1週間くらいの遅れになるといっても
過言ではないのです。
春播きとはわけが違います。

取材の方が見えるそうなので、
皆さん協力してあげてください。

今日の言葉
おかげさま